こんにちは。
44歳、妊活ライフ1年&体外受精チャレンジャーの花井なっつです。
子どもがほしい!と考えるすべての方は、今すぐに病院に行って検査からはじめてください。

病院ってただでさえ怖くて面倒ですよね。なのに、検査の結果次第ではその後いくども通うことになる。重い腰がさらに重くなるのも分かります。
今回は、1年間で約50回通院した経験から、病院選びのおすすめ基準を年代別に考えてみます。
「妊娠力」「時間」「費用」の3つを基準に決めよう
前回の記事では「病院の種類」「治療の内容」「通いやすさ」についてお話しました。
>> 不妊治療のための病院&クリニック選び|9つの悩みに回答
では、実際に病院を決めるとき、なにを基準にすべきでしょうか。
これまでの経験から大切だと思う「妊娠力」「時間」「費用」の3つの観点から考えました。
※ご夫婦ともに疾患がない場合を想定しています。
<20代の方>
- タイミング法~人工授精がおすすめ
- 担当医制で相談しやすいドクターのいる婦人科・レディースクリニックにすべし
- 保険内診療の検査・治療からステップアップすべし
<30代前半の方>
- 人工授精~体外受精がおすすめ
- 不妊治療の専門クリニックにすべし
- 自宅や職場から近く、できれば予約なしの病院にすべし
<30代半ば~40代の方>
- 体外受精~40代は顕微授精がおすすめ
- 体外受精の施術数が多い専門クリニックにすべし
- 自宅から近い病院、可能であれば徒歩や自転車圏内にすべし
それぞれの理由をお話しますね。
「妊娠力」
以前に「自分の妊娠力を知る」ことが妊活の第一歩!とお話しました。
>> 妊活のはじめかた!すべての女性は未婚でも◯◯すべき
妊娠力=卵巣の機能を評価するAMH(抗ミュラー管ホルモン/卵巣の中に残っている卵子の目安)の基準値をみてみましょう。
31歳以下 | 6.21ng/mL |
34歳 | 4.75ng/mL |
37歳 | 3.82ng/mL |
40歳 | 2.44ng/mL |
43歳 | 1.67ng/mL |
年齢をかさねるごとに数値が低くなり、31歳は6.21ng/mL なのに43歳は1.67ng/mL と4倍近くも差があるのです。そして私は驚愕の0.118ng/mL。。(でもクスリでどうにかできるもん!つまり、20代は卵子がつくりやすいため、人工的に授精させるよりも自然な受精を促すための保険内診療に。そして、カラダとお財布の負担を軽減させながら担当医に相談して進めるのがよいのではないでしょうか。
30代の方はご自身のAMH値によって治療方針が決まると思います。
40代の方はもう「体外受精」一択なので専門クリニックにしましょう。
「時間」
20代は不妊治療の病院通いでストレスをためこむ方がよくないと思います。タイミング法から進めながら、パートナーと向き合う時間を大切にしてください。
30代前半は働き盛り。専業主婦も友人つきあいなどなにかと忙しい。自宅から職場までの間に位置し、予約なしでもサクッと行ける病院をおすすめします。
そして、妊娠力の低い30代半ば~40代。

体外受精1回につき十数回も通院することになるので、実績のある専門クリニックを選ぶか、徒歩や自転車で通える距離の病院が理想的です。
採卵は全身麻酔で行うことがあるので、終わったあとはフラフラです。私は毎回、タクシーで帰宅していました。
「費用」
いつもの表ですね。
タイミング法 | 数千円程度/回 | 保険適用 |
人工授精 | 1~2万円/回 | 保険外 |
体外受精:ふりかけ式 | 30~50万円/回 | 保険外/助成金あり |
体外受精:顕微授精 | 40~60万円/回 | 保険外/助成金あり |
30代半ばよりガクンと妊娠力が下がってきます。
費用をおさえた人工授精でムダに月日を費やしてしまうよりも、貯金をくずすなり、親におねだりするなり、もしくは副業をして体外受精の治療費をかせぎましょう。
本当に今しかチャンスはありません!(必死
おまけのお話
私の通うレディースクリニックは
- 体外受精の実績が5,000組超
- 予約なしでいつでも通院できる
- 徒歩で通える距離
という点で選びました。
不規則な広告業界で働く身としては「予約なし」だからこそ1年以上も通い続けられています。
ご自身の妊娠力&ライフスタイルに合う病院を探してみてください。